日本には昔から、「わび・さび」という言葉で表現される独特な美意識があります。
また、「もののあはれ」といった表現をする、心の動きや世界観もあります。
どちらも、派手や豪華、きらびやかな美しさとはまた違った物にその価値を見出していたそうです。

少し前に使われていた言葉でいうと、
エモいやチルいといった表現の世界観に近いかもしれません。

いまどきだと、どんな言葉で表現されるのでしょうか。
どなたかナウい人、教えてください。。。。。
こんにちは、大阪支店の谷村です。

私にも、この「何とも言えない心惹かれる景色」というのがありまして、
今日はそんなお話をさせていただこうかと思います。



街中で、時間の経過で自然についた汚れや、
経年劣化で朽ちかけているもの等を見かけると、
ついついその時間の流れに思いを馳せてしまいます。

たとえば、
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通勤途中に見かける、高速道路の橋脚です。
この錆や汚れが、情景に色を足してくれます。
何十年も黙々と支え続けた時間を感じます。


ほかにも、
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こちらも高速道路の橋脚ですが、
人工物と自然がこれほど交わる風景も迫力を感じます。


こんなのも
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あまり使われていない屋外にある螺旋階段ですが、
ファンタジー映画のワンシーンに出てきそうな雰囲気があります。


ここにも
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ずーっと長い時間、侵入を防いできたんでしょうか。
それとも、何かを守ってきたんでしょうか。
そんな役割も忘れられてしまっているんでしょうか。


こんなところにも
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ひっそりとさりげなく在るのも、逆に存在感があります。
活躍したいと願っているのか、
活躍しなかった事に安堵しているのか。
はたまた、ちゃんと開くのか?


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鮮やかに晴れた秋の空とのコントラストも強く心に刺さります。


秋は、景色を見ながら街歩きするのにも気持ちのいい季節ですね。
ぶらぶらしながら、いろんな秋をみつけたいなと思います。