こんにちは。
大阪支店マーケティング課の弓矢です。

私が書くブログネタと言えば、刺しゅうのお話が多いのですが、今回は、最近はまっている手仕事「手まり」の魅力について少しお話したいと思います。

私が企画を担当しているCohanaの商品に、手まりの六角小箱という商品があります。
小さな手まりが持ち手の小箱で、中には小さな道具や小物が入る桜の木で出来た六角形の小箱です。
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みずあさぎ
この商品を企画している時に手まりに興味を持ち、いつか私も作ってみたいな~とぼんやり考えていたところ、大阪でも教えてもらえることを知りました。商品企画をしている立場として、商品がどういうふうにできているかを学ぶいい機会でもあるし、一度体験に行ってみました。

そしたら、ドハマリ!
まず、草木染めの美しい色の糸たちに癒されます。
手まりの中身は籾殻でそこにアロマオイルを垂らし、アロマの香りに包まれながら糸をグルグル巻いて、手まりを丸く丸くしていきます。その作業が不思議と癒されるんです。人は丸い物に安心すると聞いたことがありますが納得できました。自然と気持ちがス~っと落ち着いていきます。(ちょっとスピリチュアルなこと言ってますが、これ本当なんです)
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丸くなった手まりに伝統文様を刺しゅうでかがっていきます。
これは一番最初に作った松葉かがりの手まり。
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そこからどんどん進化して、憧れの麻の葉かがりが作れるようになったり、
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錘形(つむがた)を交差させた模様を色替えで楽しんだり、
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こちらは難を転じて福となす、南天で染めた糸を贅沢に使い縁起のいい菊を作りました。
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まさか、私がこんな複雑な手まりを作れるようになるなんて思ってもみなかったので、丁寧で優しく、楽しい時間を提供してくださる先生方にも感謝しています。

そして毎回完成するたびに、自分の作った手まりが愛おしく、いろいろな角度から見ては、ニヤニヤと手まりを愛でています。

手まりを作るにあたり、私がどの過程で一番テンションが上がるかというと糸の色を選ぶ時間です。無限にある色から土台の色と模様をかがる糸を、色の愛称、バランスを見ながら選んでいきます。
そして仕上がった時、あれ?想像していたものとは全く違うイメージ。でもこれも素敵!むしろ新しい発見がある楽しいひとときです。

その楽しい瞬間は、商品開発をしている時も同じかもしれません。色を決める時って、すごくテンションが上がります。ですが、ちょっと違うだけで全く違ったイメージになるので、商品開発の時は楽しい時間、プラス慎重な時間でもあります。

手まりを作るようになって、Cohanaの手まりの六角小箱の小さな手まりも、こんなふうにひとつづつ職人さんが丁寧に作ってくださっているんだな~と改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
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世界で起きている戦争や、ロックダウンなど、悲しいニュースや不安定な時代に、今こうして気持ちが安らぐ手芸の時間を持てていることは、当たり前のようで当たり前ではなく、本当に幸せで平和なことなんだな~と、最近身に染みて感じております。

世界中の人に穏やかな日が、一日も早く戻りますように。。。