こんにちは。
経理・総務チームの河村です

毎日鬱々とする日々が続いていますが、少しでも楽しい事や好きな事を考えていると心が負けないような気がします。
なので、今回は私の大好きだった彼の事を書こうと思います。

彼は3本の主演作を残し24年の生涯を駆け抜けていきました。
名はジェームス・ディーンといいます。

彼は1955年9月30日に亡くなりました。
私が彼の存在を知るのは彼の死後20年以上経ってからです。
主演映画は「エデンの東」「理由なき反抗」「ジャイアンツ」
1955年に「エデンの東」が封切られ、死後1カ月程経って「理由なき反抗」が封切られ、次の年に「ジャイアンツ」が封切られます。
まるでこの3本を世に出す為だけに現れたような、しかもこの1955年という年に全てを凝縮させてポルシェに乗って逝ってしまいました。
劇的すぎて彼の人生自体が映画のようです。
彼は長い間若者の偶像でした。
彼を偶像にしたのは、
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「理由なき反抗」だといわれています。
マーロン・ブランドが「波止場」で、作業服だったジーンズとTシャツをカッコいいと言われる服に換え、ジェームス・ディーンが若者の服として定着させました。
よくポスターに使われていましたが、ジーンズをロールアップしワーキングブーツで白いTシャツに赤いジャケットといった格好は街中で良く見かけたものです。

「エデンの東」は彼の全てが込められた映画だと思います。

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旧約聖書のアベルとカインを題材にしたジョン・スタインンベックの長編小説をもとに家族間の軋轢と癒しが描かれています。
父親に愛されたいのに愛されず、父親の為にした事が却って拒絶されてしまう。
その時の咆哮のような泣き崩れるシーンを映画評論家の故淀川長治さんは、こう書かれていました。
「身体中から悲しみの声を振り絞り、男泣きに泣き出してしまうところのディーンのセリフと演技はまさに彼のほかにあれだけ悲劇的な詩情を匂わせる役者はいない」
ガラスのような繊細さを傍若無人な態度で隠し続けようとした俳優でした。
今もって、あの衝撃を超える演技に出会った事はありません。

彼の事を語ったら本が書けそうです。
久し振りに彼の事を思い出したので、明日は良い日になりそうです。
私の自己満足にお付き合い頂きまして、ありがとうございました。